2009/06/25

生き残り

先日、大手新聞で県政担当の記者と話す機会があった。自分の情報収集方法だったり、「情報」そのものに対する考えや、新聞の生き残りについて、色んなトピックについて結構濃い話しをさせていただきました。
「生き残り」は、旬なテーマなんですかね。そういえばこないだのレコーディング後も、スタジオで他業界の生き残り方法について話しが盛り上がってた。(ちょっと下品な話しなんで、書けませんがw) もちろん音楽業界内でも、自分含め、個人単位での生き残りや、レーベルや関連会社の生き残りの話題は耐えない。
その後、「新聞」が成り立ってる理由、そもそもどんな問題の解決策として存続できているのかを考えてた。結果、歴史を振り返ると、今まで高費用で伝えるのに困難だった情報のパブリック化の成功が一番の理由じゃないかと今のところ思ってる。ただ、それじゃ新聞社には残酷過ぎる。だって、ネットが新聞そのものの存在意義を消してしまうことになる。新聞のネット時代への対応がただのデジタル化という考えがいかに安易だったか今になってわかる。
課金システムのあり方は色々で、中には、Wall Street Journalのような金融系新聞はペイウォールで成功している例もあるけど、購読者にとって金融情報はシェアしたくない情報という意味では特殊。iTunes Music Storeだって、単純にレコード店のデジタル化とは言えないのは、競争相手のいないマーケットがある。シェアして価値が下がらない情報が多い一般的な新聞は、ネットが普及した時点でもうアウトだったのかもしれない。唯一、価値を残せるならば、ジャーナリズムの質かもしれない。まだ考えがまとまっていない部分はあるけど、音楽も似たような道を辿っている気がする。

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