2009/10/18

ゼロ化


Chris Anderson氏の「Free: The Future of A Radical Price」の世界ですよ、これ。
急ピッチでネットのコストのゼロ化が進んでる。デジタルコンテンツが(音楽も含めて)無料で良い時代に繋がる。そうですよね?

たまたま先日とある会で、「性のゼロ化」 の話しなどもしたばかりで、「ゼロ化」が今旬なトピックの一つだと思う。キーポイントになるのは、ゼロ化が実現すると、価値をどこで生むか難しくなるため、お金が動かなくなる事。これは、実際起こってる事から、分かるように思えるけど、実質をしっかり理解するのとは違う気がする。

今のところ印象に残る次の課金システム:
  1. 購読モデル
  2. Freemiumモデル
この二つだけ。

現在マーケットが縮小していく中、今の課金システムが維持できているのは、良くも悪くも、日本は印刷物と音楽がアメリカに次ぐ世界で二番目に大きいマーケットだからだ。確か、全世界の英語の出版物の次に日本の印刷物が多いくらいだったはず。(間違ってたらすみません)

でも、この体制は古く、維持するのに困難と言わざるを得なくて、例えるならば、中国が国民に対してネット規制をしているような感じで、絶対にどこかの穴から新しい文化(時代)が流れ込んでくる。

本音を言うならば、 今の大手レコード会社、出版会社に先頭立ってもらって、「ゼロ化」された環境を早く整備してもらいたい。世界2位のマーケットの土台があるんだから、新しい方法で日本完結型でも良いし、これから日本のプレゼンスを世界に示す良いチャンスだと思う。

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