ニューヨーク5日目。
昨日、Tony Maseratiに会うことができました。
Mariah Carey, Beyonce, Destiny's Child, Christina Aguilera, 2Pac, Notorious BIG, Jennifer Lopez, R. Kelly, Jason Mraz... 数々のスターのヒット作品のレコーディング・ミキシングエンジニアとして活躍するエンジニア界の最重要人物の一人です。(エントリーの最後に曲のプレイリストあり)
エンジニアは、音響の調整と録音などを行う技術者。僕みたいな作編曲家の音を磨き上げてくれる人。世に放たれる最終的な「音」を決めるのもエンジニアの影響が大きいので、我が子同然の作品を他人に任せるのはいつも善くも悪くもドキドキする。
Tonyの話しを聞いていて、世界トップクラスのプロフェショナリズムを肌で感じた。音を流しながら色んな話しをしてくれたんだけど、同じ音を聞いて、座ってる彼と自分は見た感じ何も変わらない。同じものを聞いて、自分も日常的に使う同じ機材をいじって、発言もよく普通にありふれたことを言う。でも、エンジニアとしての哲学は今まで日本で仕事してきた人とはまるで違った。一番の違いを感じたのは、その哲学が単純で濃かったこと。日本では経験したことないような、彼の作業プロセスのほんの一部分を見せてくれてかなり刺激された。
蛇足。先日West Side Storyも見に行った。ベタベタだが、レナード・バーンスタインのファンとしては、見に行って本当に良かった。Tony Maseratiとの出会い、ミュージカルの演出、キャスト、オーケストラのプロフェショナリズムの高さに改めて自分も音楽に対してさらに貪欲でいたいと強く思う。
Tony Maserati
登録:
コメントの投稿 (Atom)
TSHFKYMだからこそわかる世界だね。
返信削除>彼の作業プロセスのほんの一部分を見せてくれてかなり刺激された。
このくだり、すごくイイ!
古沢さん>コメントありがとうございます!塾にも刺激されています!
返信削除